スフェロイドのソーティング - セルソーター セルアナライザー フローサイトメトリー | オンチップ・バイオテクノロジーズ

スフェロイドのソーティング

三次元(3D)細胞培養は、再生医療、組織工学、創薬、毒性試験、創薬および癌研究の研究など様々な分野で利用されている。より生体に近い状況を再現できることから二次元細胞培養、または単一細胞よりも好ましいと考えられることも多い。 培養スフェロイドは大きさが不均一である場合が多く、薬物アッセイなどの用途のために均一な大きさの集団に単離することが必要である。

図1. (a) On-chip Sortによる100 µmのスフェロイドソーティング。(b) ソーティングにて回収した45 µmのスフェロイドの培養。赤い矢印はスフェロイドを示している。

従来のセルソーターでスフェロイドをソーティングすると、高い剪断応力および高速での衝突のためスフェロイドが損傷や変形することがあるうえ、スフェロイドがノズルを通過せずソーティングができないことも少なくない。 一方、On-chip Sortは、直径130 µmまでのスフェロイドをダメージ少なくソーティングできる。図1aは、不均一なスフェロイド集団からOn-chip Sortingを使用してソーティングした100 µmスフェロイドである。 小型のスフェロイド(45 µm)もOn-Chip Sortを使用してソートし、数日間培養した結果、10日目に3倍のサイズになった(図1b)。 この結果は、On-chip Sortがスフェロイドの成長に影響を与えずにシーティングできることを示唆している。

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