マイクロ流路チップ方式 セルソーター/セルアナライザーのテクノロジー - セルソーター セルアナライザー フローサイトメトリー | オンチップ・バイオテクノロジーズ

マイクロ流路チップ方式 セルソーター/セルアナライザーのテクノロジー

セルアナライザー(セルソーター/フローサイトメーター) マイクロ流路チップ方式のセルソーター/フローサイトメーター

世界初、マイクロ流路チップを用いたセルソーター/セルアナライザー(フローサイトメーター)

オンチップ・バイオテクノロジーのセルソーター/セルアナライザー(フローサイトメーター)は、従来のセルソーター/セルアナライザーとは異なり、交換型のマイクロ流路チップを流路系の全てをチップ上に採用しています。

マイクロ流路チップ方式の採用により、ダメージフリー・コンタミネーションフリー、操作性・メンテナンス性に優れたこれまでにないセルソーター(製品名:On-chip Sort)/セルアナライザー(製品名:On-chip Flow)を開発いたしました。

オンチップ・バイオテクノロジーのセルソーター/セルアナライザーで実現している独自の技術のうち5つをご紹介します。

コンタミネーションフリー 使い捨て交換型のマイクロ流路チップによる細胞解析・細胞分離
フローシフト方式の採用 マイクロ流路チップ上の細胞の流れを空気圧により制御する独自技術
ダメージフリーの実現 マイクロ流路チップ上のフローシフト方式の細胞分離によるダメージフリーでの細胞分離
最大3レーザー6カラー 小型の機体に最大3レーザーを搭載することができ、6カラー検出可能
コンタミネーションフリー 使い捨て交換型のマイクロ流路チップによりシース液、サンプル液など幅広く選択可能

コンタミネーションフリー – 使い捨て交換型のマイクロ流路チップによる細胞解析・細胞分離

オンチップ・バイオテクノロジーのセルソーター/フローサイトメーター マイクロ流路チップ方式のセルソーター/フローサイトメーター

オンチップ・バイオテクノロジーのセルソーター/セルアナライザーでは、使い捨て交換型のマイクロ流路チップを用いて細胞解析・細胞分離を行います。

アクリル製のマイクロ流路チップには、5.5cm×4.0cmの基板に幅80μm、深さ50~80μmの流路が成形加工されています。流路系、リザーバ等の全ては、この交換型のマイクロ流路チップ上に配置されています。流路、リザーバーと装置が独立しているため、サンプル間のコンタミ(異物混入)や装置へのコンタミがありません。

シース液のタンクも存在しないため、装置の小型化を実現しており、通常サイズの安全キャビネットにも設置可能です。

マイクロ流路チップには、細胞解析用チップ/細胞解析・分離用チップ/細胞解析・分離用大容量チップがあり、それぞれ滅菌処理済みのチップと無処理のチップを選択することができます。

 セルアナライザー(セルソーター/フローサイトメーター) の細胞分離チップ

フローシフト方式の採用 – マイクロ流路チップ上の細胞の流れを空気圧により制御する独自技術

オンチップ・バイオテクノロジーのセルソーター(製品名:On-chip Sort)では、空気圧制御により細胞をマイクロ流路内で移動させます。

移動の目的となる細胞の識別については、従来型のセルソーターと同様にレーザー照射により行います(細胞にレーザーを照射し、発生する散乱光、蛍光を検出することにより識別する)。

細胞の分離については、従来型のセルソーターとは全く異なるフローシフト方式を採用しています。フローシフト方式とは、目的となる細胞がマイクロ流路の十字路を通過する瞬間に、十字路の両サイドから空気圧によって押し込む動きと引き込む動きを発生させ、目的細胞をソーティングリザーバーに回収する方式です。目的外の細胞はそのまま流れ落ち、廃液リザーバーに到達し、回収されます。

フローシフト方式 セルアナライザー(セルソーター/フローサイトメーター)

ダメージフリー – マイクロ流路チップ上のフローシフト方式の細胞分離によるダメージフリーでの細胞分離

フローシフト方式の採用により、従来型のセルソーターと比較して圧倒的に小さな圧力による、超音波や電荷を使わない細胞分離を実現しました。これによりダメージフリーでの細胞分離が可能になり、ダメージを受けやすい神経細胞などでもダメージフリーの細胞分離が可能となりました。

従来型のセルソーターとオンチップ・バイオテクノロジーのセルソーターの比較

Aはソーティング前の神経細胞、Bは従来型のセルソーターでソーティングした神経細胞、Cはオンチップ・バイオテクノロジーのセルソーターでソーティングした神経細胞です。従来型のセルソーターではダメージによって死滅してしまった神経細胞(B)ですが、バイオテクノロジーのセルソーターでソーティングした神経細胞(C)は軸索を延ばし、神経細胞としての特徴を維持しています。damagefree1

最大3レーザー、6カラー

マイクロ流路内では、シース流が両側から流れ込み、サンプル流の流れ幅は10μm以下に絞り込まれています。細胞はサンプル流路内を一個ずつ流れる構造となっています。 マイクロチップの上部からレーザーを照射して、前方散乱光(FS)はチップに対して垂直方向に、側方散乱光(SS)は流路の側面方向へチップ基板を透過する散乱光を端面で下方に全反射させ検出器により検出する仕組みです(右上図参照)。
レーザーは最大3本を搭載することができ、FS、SS、蛍光最大6色を検出することができます(左下図参照)。
光学系と側方散乱

 

 

シース液、サンプル液など幅広く選択可能

マイクロ流路チップ上には流路系、リザーバ類の全てが配置されています。フローシフト方式の空気加圧方式によって送液するため、接触することなくシース液やサンプル液を流路内へ送液することができます。

セルソーター(製品名:On-chip Sort)の場合、目的細胞はサンプル回収リザーバーに集められ、フローサイトメーター(製品名:On-chip Flow)の場合は廃液リザーバーに希釈なく回収されるようになっています。

フローシフト方式の採用により、シース液、サンプル液など幅広く選択することが可能になりました。シース液・サンプルバッファーに培養液やオイルを用いることも可能です。
シース液・サンプル液 セルソーター/セルアナライザー(フローサイトメーター)

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