オンチップ・アプリケーションノートにドロップレットから「漏れない基質」の開発が新規で追加されました!
タイトル:ドロップレットから「漏れない基質」の開発
中村彰宏、鈴木義之、小笠原渉
長岡技術科学大学 技学研究院 技術科学イノベーション系
Abstract:
フッ素系オイルを油相に用いた容積nL ~ pL程度の w/oドロップレットは、液体内で微生物培養、酵素反応の場として利用されている。w/oドロップレットは界面活性剤で区画化されているため、内部に含まれる物質の特性によってはドロップレット間を移動することがある。例えば、ペプチダーゼ/プロテアーゼなどの様々な蛍光基質に用いられるクマリンの誘導体7-アミノ-4-メチルクマリンは、高い疎水性からw/oドロップレット内部から外へ漏洩する。本研究ではw/oドロップレットから漏洩しない、クマリン系化合物を探索、新規基質を開発し、本基質を用いた環境微生物を対象とした大規模スクリーニングを実施した。
参考: A. Nakamura et al., Anal. Chem., 94 (5), 2416–2424, 2022.
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